誰だって人生いいことばかりではありません。調子がいいときもあれば、悪いときもあります。しかし、なるべく嫌な気分で過ごすのは避けたいものです。
今回は精神科医・和田秀樹さんの著書『「感情の整理」が上手い人の70の技術』に、嫌な気持ちをやり過ごす“究極の方法”が書かれていましたのでご紹介します。
その方法とは、時間も場所もとらず、道具やお金も必要ありません。誰にでもできるとてもシンプルなものです。
■嫌なことが全部なくなる究極の技術
和田さんは「とても平凡なことを書きます」と前置きして、こう言います。
「すべて時間の流れに任せてしまうということです。
怒りや悲しみ、不安や疑い、孤独感や劣等感といったすべてのイヤな感情は、ふつうに暮らしていけばいつかは消えてしまいます」
確かにその通り。嫌なことが一生続くということはありません。普通に暮らしていれば、本人が望まなくても自然と“いいこと”も起きてしまいます。
■気持ちを落ち着かせるためにすべきこととは!?
しかし、ただ時が過ぎ去るのを待つのも苦痛です。なるべくイライラは早く通り過ぎて欲しいもの。手っ取り早く気持ちを落ち着けるにはどうすればいいのでしょうか?
和田さんはこうアドバイスします。
「いまのグチャグチャした感情もいつかは整理されます。
“こんな気持もいつかは忘れてしまうんだろうな”
そう思い直して、深呼吸してみることです」
なるほど! 深く呼吸をして気持ちを落ち着かせればいいのですね。そして、息を吸ったり吐いたりしながら、これまでのことを思い出してみましょう。
例えば、失恋をして辛い気持ちだったとします。そんなときはその前の失恋のことを思い浮かべてみてください。そのときも、「これは人生最大の悲しみだ」と思ったはずです。
しかし、時間が経てばそんなこともすっかり忘れて、もっとステキな男性とデートし始めたりするのです。
深呼吸しながら冷静に自分を観察し、「この気持ちもすぐになくなって、新しい彼氏とイチャイチャできるのだ」と考えれば、気分は楽になることでしょう。
■まとめ
いかがでしたか? やはり何ごとも原点を忘れてはいけません。シンプルすぎるやり方を馬鹿にせずに、まずは深呼吸。
深呼吸は自宅でも、通勤中でも、オフィス内でも、外出先のトイレでも、どこでもすることが可能です。こんな素敵なリラックス法はほかにはありませんよ!