せっかく彼氏ができても、なぜか交際が長続きしないという人っていますよね。
付き合っているうちに「本当にこの人でいいんだろうか」と不安になったり、彼氏にうまく甘えられなかったりで、いつのまにかふたりの関係がぎくしゃくして別れてしまう……。
そんな不毛な恋愛パターンをあなたは繰り返していませんか?
今回はそういった恋愛が長続きしない人に向けて、原因と対処法をお届けします。
■長続きしない原因は両親の不仲だった!
恋愛が長続きしない原因については、心理学者・内藤誼人氏の著書『一瞬で相手をひきつける心理学』にヒントが述べられています。なんと夫婦仲が悪いと、その子どもは他人をうまく愛せなくなるそうなのです。
「両親はいちばん身近なお手本だ。その両親が愛しあっていれば、子どもは“人はこう愛するんだ”ということを自然に学んでいく。これを心理学では、モデリングと呼んでいる。
両親がいがみあっていると、子どもは上手に人を愛せなくなる。愛に不安を感じ、人を好きにならないよう、自分でブレーキをかけてしまうからだ」
上の解説を読んで、ドキッとしたかたも多いのではないでしょうか。あなたの恋愛が長続きしないのは、単に男運が悪いせいでもあなた自身に問題があるわけでもなく、なんと両親の夫婦仲が原因かもしれないのです。
いつも両親が口論したり、無視し合ったりするところばかり見ていると、“男と女は仲が悪いのが当たり前”という刷り込みがなされます。そのため、彼氏の優しさが何となくうさんくさく感じられますし、自分も素直に愛情表現することができません。
すると、どんなに愛情深い男性と付き合うことになっても、彼のことが信用できなくてあなたのほうから別れを切り出したり、逆に、彼のほうから「なんか冷たい女だな」と愛想を尽かされたりするのです。
もちろん、本人は「両親みたいにはなりたくない! 自分は絶対に素敵な人と幸せになるんだ」と人一倍強く願っていることもあります。
しかし、反面教師がいるだけでお手本がいない場合には、自分がいくら努力してもその方向性が間違っていたり、また自分でも気付かないうちに両親と同じような振る舞いをしていたりすることが少なくありません。
■学ぶのに遅すぎることはない
では、両親が不仲だったために、いつも恋愛が長続きしない人が幸せをつかむにはどうすればいいのでしょう。
まず「自分は愛し方を知らないんだ」と自覚するのは大事ですが、だからといって「私が幸せな恋愛ができないのは両親のせいだ!」と恨んでばかりでは前に進めません。両親から学べなかったのであれば、他の夫婦から学べばいいのです。
あなたの身の周りに、人も羨むおしどり夫婦はいませんか? 友人、知人、親戚。あるいは近所の人や行きつけの飲食店を切り盛りする夫妻でもいいです。新婚ホヤホヤより、関係が長続きしているカップルほど良いお手本となります。
彼らから仲睦まじいとはどういうことかを学びましょう。家に遊びに行くくらい彼らと親密に関わって幸せオーラを浴びるのがベストですが、それが無理なら遠くから観察するのでもいいです。
特に、妻の話し方、表情、挙動を観察していると、あなたとの相違点がざくざく見つかるはずです。
もし身近にどうしてもいないのであれば、ちょっとせつないですが休日の行楽地でウォッチングするのもいいですね。この場合、できるだけ年配のニコニコしている夫婦が狙い目となります。
自分の知らないこと・不得意なことは、その分野に秀でた人から学んだり、彼らを真似したりするのが上達への最短コースです。何事も学ぶのに遅すぎることはありません。
■まとめ
以上、恋愛が長続きしない人の原因と対策をお届けしましたがいかがでしたか? 「ひょっとして私のこと?」と思い当たるかたは、ぜひこの機会に身近なおしどり夫婦を学ぶ・真似することを始めましょう!