企業の入社試験を受ける時の第一関門である、エントリーシート。学生生活のエピソードや性格分析などなど、難しい質問がいろいろで、どう書いたら良いか、とても迷いますよね。
そんなみなさんのために、エントリーシートを書く時に大切にしたい基本ポイントをまとめました。
■とにかく一生懸命書く
この就職難の時代、数十社を受ける人も多いでしょう。そして、その都度エントリーシートの提出が求められるわけで、時には同時進行で数社分を書くこともあるかもしれません。
そうすると、どうしても集中力が途切れて字が汚くなってしまったり、空白をつくってしまったりするもの。でもそうした手抜きは、採用担当者側にも伝わり、中身を読まれないで不合格にされてしまう危険性もあります。
どんなに時間に追われていても、丁寧な字で、できるだけ空白をつくらず、心を込めて書きましょう。
■読みやすさに気を配る
上で、空白はダメと言いましたが、字が多ければ良いというものでもありません。読みやすいように行間に気を配り、改行や段落分けもきちんとしましょう。
さらに、タイトルなどを一文冒頭に入れてから本文を書くと、読み手の興味を誘うこともできます。
読みやすさ、気を引く書き方を大切にひと工夫して書くと、ぐっと魅力的なエントリーシートになるはずです。
■個性をはきちがえない
学生時代のエピソードなどの質問があった場合、「個性を出さなきゃ」とオモシロエピソードを事実に脚色、あるいはねつ造してつくろうとする人がいますが、それはダメ。
もちろん、面白いエピソードがあればそれに越したことはありませんが、採用担当者が見たいのは、あなたらしい「視点」や「姿勢」で、エピソードの中身が重要なのではありません。ひとつの経験に対して、あなたがどう感じ、なにを得たのかを、自分の言葉で語ることが大切なのです。
■ポイントを整理する
エントリーシートという限られたスペースの中では、どうしても、あれもこれもと欲張っていろいろアピールしたくなるものです。
でも、それではあなたがどういう人だかよくわからなくなりますし、それぞれのアピールポイントが深堀されていないので、薄っぺらいものになってしまいます。
それぞれの質問ごとに、ポイントをひとつにまとめて、わかりやすく整理してストーリーを構成しましょう。
■短所は長所にもなるように
「短所と長所を答えてください」という質問も多く見受けられますが、この質問、シンプルだからこそ、答えが難しいですよね。
特に難しいのが短所で、自分からマイナスな印象を与えるのはどうしても気が引けますよ。そんな時の上手な答え方は、裏返せば長所にもなるような短所を挙げること。
例えば「頑固」という短所は、裏返せば「こだわりが強い」とも言うことができます。このように、自分の性格と照らし合わせて、長所にもなるような短所を挙げましょう。
ただし、あきらかにわざとらしい「優しすぎる」などは、かえって自分が見えてないと思われてしまう危険性もあるので、バランスに気をつけましょう。